恐怖病院

鏡の中で目を覚ました時、そこがどこなのかすぐには理解できなかった。
けれどアンナちゃんがなにもかもが反転していることに気がついて、本当に鏡の中に入ってしまったことがわかった。

『おい! ここから出してくれ!』

啓太くんが拳を鏡に叩きつける。
けれど鏡はびくともせず焦っている啓太くんの様子を映すばかりだった。
『ここからじゃ外に出られないのかも。順路通りに進んでみようよ』

比較的落ち着いている様子のアンナちゃんを筆頭にして3人は歩き出した。
だけど、反転した世界のお化け屋敷は想像以上に怖かった。