そう声に出したとき、今までの恐怖心が吹き飛んだ。
こんなところでもたもたしている場合じゃない。
みんな、私を待っているんだから!
友人たちの姿を見て勇気が湧いてきた私は、トイレの個室のドアが勝手に開閉していても気にすること無く、通路へと飛び出したのだった。
☆☆☆
次の部屋は6人部屋の病室だった。
布団はすべて膨らんでいて、中に人が眠っていることがわかった。
だけど通路を挟んで右手の真ん中のベッドだけはもぬけの殻だ。
「そこにいるの?」
声をかけ、警戒しながら歩いて行くと、右手中央のベッドの下から突然女の子が飛び出してきた。
「キャア!」
こんなところでもたもたしている場合じゃない。
みんな、私を待っているんだから!
友人たちの姿を見て勇気が湧いてきた私は、トイレの個室のドアが勝手に開閉していても気にすること無く、通路へと飛び出したのだった。
☆☆☆
次の部屋は6人部屋の病室だった。
布団はすべて膨らんでいて、中に人が眠っていることがわかった。
だけど通路を挟んで右手の真ん中のベッドだけはもぬけの殻だ。
「そこにいるの?」
声をかけ、警戒しながら歩いて行くと、右手中央のベッドの下から突然女の子が飛び出してきた。
「キャア!」



