恐怖病院

まさかこの子まで幽霊だなんて、頭の片隅でも考えてしまったのが恥ずかしい。
それから一番奥の掃除道具入れの前まできたとき、足が自然と止まっていた。

「鏡を確認するの?」
「一応ね」
答えてからゴクリと唾を飲み込んだ。

書き込みではお化け屋敷のミッションをクリアすればそれで友達は戻ってくると書かれていた。
だからこの鏡を使う必要はないのだけれど、なにか呼ばれているような気がして無視できなかったのだ。

「緊張する」
その緊張をほぐすためにわざとつぶやき、掃除道具入れのドアを開いた。
そこにはさっきまでと同じように大きな鏡が置かれていた。
蛍光灯の光が反射して少し眩しく感じながらも鏡を観察する。