ナースステーションの中に入っていくと近くにいた看護師がグワッと口を大きく開いて脅かしてきた。
「キャア!」
渚ちゃんが涙目になって悲鳴をあげた。
それにつられるようにビクリと肩を跳ねさせて早足になる。
出口の前に立ちはだかるように待っていた看護師がガクガクと壊れたおもちゃのように全身を震わせて血走った目をこちらへ向ける。
けれどそれだけだった。
相手はゆっくりと左へよけて場所をゆずってくれたのだ。
大慌てでナースステーションから出て渚ちゃんを確認した。
渚ちゃんは手の甲で涙をぬぐって唇を引き結んでいる。
すかさず通路内に非常出口がないか探したけれど、やっぱりないみたいだ。
「キャア!」
渚ちゃんが涙目になって悲鳴をあげた。
それにつられるようにビクリと肩を跳ねさせて早足になる。
出口の前に立ちはだかるように待っていた看護師がガクガクと壊れたおもちゃのように全身を震わせて血走った目をこちらへ向ける。
けれどそれだけだった。
相手はゆっくりと左へよけて場所をゆずってくれたのだ。
大慌てでナースステーションから出て渚ちゃんを確認した。
渚ちゃんは手の甲で涙をぬぐって唇を引き結んでいる。
すかさず通路内に非常出口がないか探したけれど、やっぱりないみたいだ。



