周囲を警戒しているとバチンッと大きな音が聞こえてきて元気が完全に消えてしまった。
「お姉ちゃん!!」
渚ちゃんが私に抱きついてくる。
私はその体をぬいぐるみを持っていない方の手で抱きしめ返した。
数秒間の暗闇が続いた後、パッと電気がつく。
明かりがついた瞬間、6人の患者たち全員の視線がこちらへ向いていた。
全員がベッドの上に上半身を起こしてケタケタと笑い声を立てている。
その不気味な様子に全身を震え上がらせながら、出口へと走ったのだった。
病室から出て大きく深呼吸をする。
隣に立つ渚ちゃんの手も小刻みに震えていることがわかった。
「渚ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「お姉ちゃん!!」
渚ちゃんが私に抱きついてくる。
私はその体をぬいぐるみを持っていない方の手で抱きしめ返した。
数秒間の暗闇が続いた後、パッと電気がつく。
明かりがついた瞬間、6人の患者たち全員の視線がこちらへ向いていた。
全員がベッドの上に上半身を起こしてケタケタと笑い声を立てている。
その不気味な様子に全身を震え上がらせながら、出口へと走ったのだった。
病室から出て大きく深呼吸をする。
隣に立つ渚ちゃんの手も小刻みに震えていることがわかった。
「渚ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫」



