今日は待ちに待った土曜日。つまり、黒川要さんこと要くんに会える日。月曜日から何度も要くんとはやり取りをして写真の1枚や2枚ぐらいは送ったしお互いを「百華ちゃん」と「要くん」と呼び合うことも決まった。驚いたのは、思っていたよりも要くんがイケメンだったこと。こんなに簡単にあったこともない人を信用するのは良くないかもしれないけど、要くんだけは信用できるような気がする。
私は朝から何度も鏡に写っている。出かける時間までは後30分ほどあるのに、落ち着かない。着たのは、肩出しの白いトップスとデニムスカート。張り切って、ののかに無理を言って選んでもらった。
「百華。さっきから鏡見過ぎだってぇ。その相手の男の子、好きなの?」
ののかが珍しく冗談っぽく話しかけてきた。っていうか好きってどういうこと?あったこともないのに?
「違うって。」
つい笑いながら否定してしまう。まるで昔に戻ったよう。
私は朝から何度も鏡に写っている。出かける時間までは後30分ほどあるのに、落ち着かない。着たのは、肩出しの白いトップスとデニムスカート。張り切って、ののかに無理を言って選んでもらった。
「百華。さっきから鏡見過ぎだってぇ。その相手の男の子、好きなの?」
ののかが珍しく冗談っぽく話しかけてきた。っていうか好きってどういうこと?あったこともないのに?
「違うって。」
つい笑いながら否定してしまう。まるで昔に戻ったよう。



