眩しい光を出すから笑って欲しい

「だったら勝手にしてよ。一緒の動画じゃなくて個別でいいよね。もう「レアチャネル」は削除決定だね。」
心愛はイラつきながらも冷たい声で言い放った。けれど私はそのまま自分の部屋に向かった。そして配信を始めて事情を説明する。さっきまでなんの感慨も湧かなかったはずなのに配信中なのに涙が溢れてきた。
「ごめんなさい、みんな。でも私とココアは別なの。一緒に配信してステージに立ったら同じになっちゃう」
コメント欄は応援メッセージでいっぱいだった。こんな時もファンのみんなは見捨てないでいてくれるなんて。それが私にとって一番心強いことだ。
最後の配信が終わって。まだ朝は早い。私はもう一度心愛の部屋に向かった。
「心愛。ごめん」
ドア越しでも聞こえたのか中から明らかに動揺するような声が聞こえた。