星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「日和さん、周防くん。そろそろ、この場所から離れた方がいいと思う。バスに乗る人たちが、こちらを見ている」

サイカくんの声に、わたしはどきりと息をのむ。
宇宙空港の近くにいるのは、宇宙人さんばかり。
それでも、レゴリス星人はめずらしいのか、わたしたちはすでに注目の的になっている。
うわああ、大変!!
大さわぎになる前に一刻も早く、この場から離れないと!

「宇宙空港に行こう。そこで休憩したら、どうかな? 確か、今日限定の新作スイーツが売られているはずだよ。宇宙をモチーフにしたスイーツだったと思う」
「宇宙スイーツ……!」

サイカくんの提案に、わたしはがばっと身を乗り出した。
『宇宙』って名前がついているだけで、もうわくわくしちゃう。
気合いを入れると、周防くんがぽつりとつぶやいた。

「そうだな。また、千彰の姿に変わる前に……今後のことを考えたいからな」

周防くんの安心した笑顔を見ていたら、嬉しさがさらに盛り上がってくる。

「よーし、みんなで宇宙空港に行こう!」

わたしは生き生きした表情で、楽しげに叫んだ。
みんなでスイーツを食べる。
考えただけで楽しくなる。
それだけで、世界がキラキラと輝き出すから。

たとえ、どんな秘密があっても。
わたしにとって、周防くんとサイカくんはすごく大切な存在。
これから先もずっと一緒にいるためにも。
星おこし、めいっぱいがんばらなくちゃ!