星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「ごめん。また、明日……!」

周防くんが急いで、その場から去ろうとした時、ポンと音がした。
周防くんの姿は、あっという間に白い煙に包まれる。
やがて、煙が晴れると……。
目に飛び込んできた光景に、わたしは思わず、驚いてしまった。

「あれ……?」

そんな言葉が思わず、口からこぼれ落ちた。
ふわっとカールした、さらさらの黒髪。
キラキラとした大きな目。
そして、ぐっと引き込まれる愛らしい笑顔。
まるで天使のような、どこか不思議な雰囲気の男の子。
そこには、周防くんの弟の千彰くんが立っていたんだ。

「わーい! ひよりおねーちゃんだー!」

どどどど、どういうこと!?
困惑するわたしを置き去りにして、千彰くんはバンザイのポーズで声を弾ませた。

「どど、どうなっているの! 周防くんはどこに!」

千彰くんの姿を見ても、すぐに何が起きているのか、ピンとこない。
頭が大混乱を起こしかけたその時。

「日和さん。もしかして、周防くんから聞いていない?」

助け船を出してくれたのはサイカくんだった。
わたしは無言で、小さくうなずく。
すると、サイカくんはあきれたように、肩をすくめてため息をつく。

「……そっか。あいつ、話していないんだ。レゴリス星人の体質に関わることだから話せなかったのかもしれないね」
「えっ? どういうこと?」

わたしはびっくりして問いかける。
だって、レゴリス星人の体質って。
それって一体――。