星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち



仕掛けたトラップをすべて回収した後。
改めて攻略本を開くと、ガヴィット星が元の緑あふれる惑星に戻ったと書かれていた。

「良かった~」

安心した反動で、わたしはその場にへたりこんでしまった。
植物育成ライトをすべてリュックに戻すと、周防くんが駆け寄ってきた。

「眞中さん、大丈夫か?」
「……うん」

わたしの手を取り、そのまま力を込めて立たせてくれた。

「日和さん、大丈夫だから。もう大丈夫だから」

すぐそばで、サイカくんにささやかれる。
その声を聞いていると、すっーと心が休まっていく。

……好き。
やっぱり、二人のこと、大好きだなぁ。
初めてなんだ。
こういう気持ち。
やっぱり、変わらない。
どんな不安があったって、今のこの気持ちだけは、絶対に本物。
すごくドキドキする。

でも、その熱の置き場所を、わたしはまだ、知らない。
わたしは周防くんとサイカくん、どちらに恋をしているんだろう。
自分の気持ちが分からなくて、もやもやしてしまう。
それでも周防くんとサイカくんを見ていると、心の中がぽっと温かくなった。

いずれ、その答えが分かった時、伝えたい。
この想いがまっすぐ届くように――。

その願った時、周防くんの姿が突然、ピカピカとまばゆい光に包まれる。

「いけねー。そろそろ、この姿を維持するの、限界かも」

その一言に、心当たりがあった。
星おこしの攻略本をもらった時に、周防くんが口にしていた言葉だ。