星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「日和さん、安心して。何があっても、僕たちが守るから」
「……ありがとう」

サイカくんが優しく、手を差し出してくれる。
その温かな手をつかむと、わたしはその場からゆっくりと立ち上がった。

「あとは、ガヴィット星人さんをここに誘い込むだけだ」
「うん」

どんなに恐怖に震えても、サイカくんの一言で一瞬でぬり変わる。
今、こうしてつないでいる手も。
何か、意味が生まれたらいいのに。

「……眞中さん、サイカ」

周防くんの声で、わたしたちは会話を止める。
――ガタガタ……。
一気に、血の気が引いた。
その音は、だんだんと近づいてくる。
あれは……ガヴィット星人さんが迫り寄る足音だ……!

「ガヴィット星人さん、こっちに来る……」

じわじわと近づいてくる足音を聞きながら、震える声で言う。
――怖い。
すごく怖い。
ものすごく怖くて、たまらない。
でも、ここで逃げるわけにはいかないんだ。
ガヴィット星人さんを救いたいから。
これ以上、傷ついてほしくないし、苦しい思いをしてほしくない。
たとえ、怒りをぶつけられても。
また、追いかけられたとしても。
わたしは諦めたくない。
星おこしで、ガヴィット星人さんを幸せいっぱいにしたいから。
絶対に救いたい。
ガサガサと、すぐそばで、葉が揺れる音がした。
荒々しい足音が、道を踏み荒らす。