星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

動いたら、足音が出るかも。
ガヴィット星人さんに、姿を見られてしまうかも。
その恐怖に足がすくんでしまって、身体が言うことを聞かなかった。

(どうしよう。どうしたら……!)

じんわりと、涙がにじむ。
あまりの恐怖に、身動きが取れなくなった。
その瞬間、後ろから誰かがささやいた。

「眞中さん、大丈夫だからな」
「まだ、気づかれていないよ」

振り返った先に、周防くんとサイカくんの顔が見えた途端。
わたしの硬い表情が少しずつ、穏やかさを取り戻していく。
不思議だ。
周防くんとサイカくんがそばにいると思うと、心に勇気が湧いてくる。
さっきまで動かなかったことがウソのように、身体がなめらかに動いた。
そのまま三人で、静かにガヴィット星人さんの方へと向かう。
そうして音を立てることなく、メインクエストをクリアするための準備を整える。

「よし、これで最後だ」

周防くんが、最後の植物育成ライトを設置すると。
全身から力が抜けてしまい、わたしはその場にへたりこんでしまった。

「緊張してる?」

サイカくんの言葉にこくり、とうなずき返すのがせいいっぱい。
あれだけ、メインクエストをクリアするって、張り切っていたのに。
心臓の音がさわがしくて、わたしはひざに置いた手のひらをぎゅっと握りしめた。