星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「大きな問題すぎて正直、どうしたらいいのか分からない。でも、わたし、ガヴィット星人さんを救いたい。そのためにできることをしたい!」

わたしは、ガヴィット星人さんの不器用なSOSと全力で向き合う。
そこに大きな理由なんて必要ない。
誰かを助けるのに、理由はいらないから!

「なあ。俺たちで、ガヴィット星を救わないか?」

周防くんが口にしたそれは、前に彼が告げた誘い文句。
思わず、ドキッとしてしまう。

「うん。星おこしで、ガヴィット星人さんを幸せいっぱいにしよう!」
「そうだね」

わたしが意気揚々と言うと、サイカくんは穏やかな表情でうなずいた。
温かい。
心の奥に、小さな希望が生まれたみたいに。
二人がそばにいると、それだけで胸が熱くなる。
何でもできるような気がしてくる。
不思議で不確かで、それでも間違いなく心に灯るもの。
きっと、それが星おこしだと思うから。

「だけど、どうしたら、ガヴィット星人さんを救うメインクエストをクリアできるのかな?」
「『植物育成ライト』を使ってみるのも手かもしれないね」
「植物育成ライト?」

サイカくんの提案に、わたしは目を白黒させる。

「植物の成長を助けるライトのことだよ。太陽の光の代わりになるものなんだ」
「すごいライトがあるんだね」

太陽の光の代わり。
それなら、植物育成ライトを使えば……。
メインクエストをクリアするための現象を引き起こせるかもしれない。