星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち



雲の切れ間から差し込む、秋の陽ざし。
息をしやすくなったと気づく頃には、もう大きな木が元の芽に戻った後だった。
わたしたちは宇宙空港を目指して並んで歩く。
不思議な気分だ。
二人がそばにいることは、今までと同じなのに。
サイカくんたちの気持ちを知れただけで、世界がはっきり見える気がする。
こんな瞬間も、ちょっと先の約束も。
わたしが嬉しいぜんぶを、周防くんとサイカくんも嬉しいと思ってくれてるといいな。
そう思っていると。

「……同じ星同士だから、何となく分かるんだけど……」

とても含みのある前置きをしてから、サイカくんは語り始めた。

「ガヴィット星人さんは、もう時間の猶予がないのかもしれない」
「猶予がないって……余命のこと?」

わたしが尋ねると、サイカくんは心苦しそうに続ける。

「……うん。恐らく、あと数日でガヴィット星は滅ぶと思う……」

――え?
頭の中が真っ白になった。
突拍子のない死の告知。
吐息が震える。
息苦しさすら覚えた。
だって、サイカくんの言葉は、あまりに予想外で衝撃的なものだったから。

「……あと数日で、ガヴィット星が滅ぶか。星おこしの攻略本では、そこまでは分からないな。星同士だから、通じ合えるものがあるのかもしれない」

周防くんはどこか思いつめたような、こわばっているような……そんな表情を浮かべていた。