星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち



サイカくんと途中で別れた後。
わたしと周防くんはマンションに向かっていた。

「眞中さん、いろいろなことに巻き込んでごめんな」

周防くんの優しい言葉に、胸がじんとした。

「そんなことないよ! 星おこしの攻略本は、わたしたちのことをいっぱい助けてくれたもん!」
「ありがとうな」

慌ててそう言うと、周防くんは心底嬉しそうに笑った。
その瞬間、わたしの胸がドキッと高鳴る。
周防くんはすごいな。
その笑顔で、みんなを幸せにすることができる。

「周防くん。明日の放課後、みんなで星おこしの作戦会議をしない?」
「作戦会議?」

周防くんは首をかしげる。
わたしは気合いを入れて話を続けた。

「あのね。今日、ガヴィット星のことをさらに知ったことで、ますます、ガヴィット星人さんを救いたいと思ったんだ。ガヴィット星を救うためのメインクエストの攻略方法を考えたいの」
「それ、いいな」

即答。
それだけなのに、何だか無駄にドキドキしちゃう。
周防くんから元気をもらって、わたしの心はぽかぽかしている。

「なら、宇宙空港のラウンジで話そうぜ。星おこし、これからも一緒に頑張ろうな」
「うん!」

周防くんの言葉一つ一つにきゅんとする。
周防くんの笑顔を見るだけで、幸せいっぱいになるんだ。