星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「変化っていうか、本気で好きになったってだけ。そういう君こそ、日和さんとはこの間、出会ったばかりのはずだ」

その瞬間、二人の間にバチッと火花が散った。
置いてきぼりをくらったわたしは、その間でおろおろするしかなかったけれど。

「……そもそも何故、今、(こく)ったんだよ」

周防くんの一言に、思わずドキッとする。

「……告らなくちゃ、日和さんたちの中で、僕の好きは存在しないままだったから」

サイカくんはそうつぶやいて、わたしの目をじっと見つめてきた。

「どうしても、ただの星じゃなくて、一人の男の子になりたかったんだ。心から、日和さんのことが好きだから」

サイカくんが言葉を発するたびに、その瞳に吸い込まれそうな感覚に包まれる。
まるで澄んだ瞳に囚われたみたいに、わたしはサイカくんから目を離せなかった。

「日和さん、大好きだよ。僕が一番……日和さんのこと、世界で一番、大好きだから」
「……っ」

震える声をかき消すように、サイカくんはその両腕でわたしを抱きしめてきた。

「驚かせてごめん。それでも、ちゃんと言いたかったんだ。好きって思うのに、人間じゃないなんて関係ないと思うから」

どっくん。どっくん。
胸の高鳴りが止まらない。
サイカくんの温かい体温を感じる。
それはサイカくんが今、確かに人間として生きているという証で、気が遠くなりそうなほど愛しく感じた。
きっと、この時からだったと思う。
サイカくんのことを、特別な男の子だと思うようになったのは……。

わたしはずっと、ただ何となく、小さな幸せと穏やかな毎日が続いたらいいなって思っていた。
そんなわたしに、星おこしの攻略本がめぐり合わせたのは不思議な男の子たち。
この日から、二人との特別な日々が始まったんだ。