星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「わたし、ガヴィット星人さんを救いたい。だけど、本当にできるの、って聞かれちゃうと、ガヴィット星人さんを救う自信なんてないんだ」

思わずこぼれ出た本音に、わたしは表情を曇らせる。

「だって、星おこしの攻略本があるとはいえ、絶対に救える根拠なんてないもん」

そう、根拠なんてない。
胸の奥底で暴れる、どうしようもない感情は消えなくて。
きっと、今も無理だと叫んでいる。
それでも、わたしは……。

「だからね、ぜんぶ、これからなんだと思う。わたしたちの……これからの行動次第で、星の未来は変わっていくと思うから!」

場を占める重い雰囲気を消したくて、思いの丈をぶつけたんだ。
すると、サイカくんは噛みしめるように笑みをこぼす。

「……そっか。僕も、星おこし、手伝ってもいい?」
「もちろんだよ」

サイカくんの言葉に、わたしは嬉しそうに手を合わせる。
サイカくんが力になってくれたら百人力だ。
そう思っていると、サイカくんは真剣な目で、あたしの顔をのぞきこんできた。

「日和さん、ありがとう。星の気持ちなんて、分からなくて当たり前なのに。日和さんは……分からないなりに、星のこと、知ろうとしてくれる。考えてくれる……一生懸命」

サイカくんはひとつひとつを、じっくりと刻み込むように口にする。