星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

「星が本当の意味で、人間に生まれ変われる方法ってないかな?」

サイカくんが望んでいる生き方。
周防くんなら、何か知っているかもしれないと思ったんだ。

「攻略本で調べてみたけれど、よく分からなくて……」
「生まれ変われる方法か」

吐き出すように言った言葉に、周防くんは優しい眼差しでうなずいてくれた。

「うーん。眞中さん、これなんか、どうかな?」
「えっ……?」

周防くんが指さした文章に、視線が吸い寄せられる。

久山(ひさやま)中学校の図書室にある、宇宙図鑑を借りてみよう。思いがけない情報があるよ』

ドキッとした。
久山中学校は、わたしたちが通っている学校だったから。

「久山中学校の図書室にある、宇宙図鑑って、確か……」

――そうだ!
ユリちゃんが図書室で借りていた本だ。
確か、今日、返却日だったから、もう図書室に戻っているはずだ。
『思いがけない情報がある』という言葉に、テンションが上がる。
今度は、どんなことなのだろう。
ワクワクしてきた!

「宇宙図鑑、どんなことが書かれているんだろう。すごく楽しみー」
「眞中さん、宇宙に興味を持っているんだな」

周防くんに嬉しそうに言われて気づく。
確かにそうかもしれない。