星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち

わたしは納得すると早速、星おこしの攻略本を開く。

『レゴリス星人は、見た目は地球人とあまり変わらないよ。ただし、成長はゆるやか。地球人より成長速度が遅い。『シフトチェンジ』という対象の時間を操る能力を持っているよ』

宇宙人紹介。
レゴリス星人さんのページを確認すると、そう書かれていた。

「周防くんも、シフトチェンジの能力、使えるの?」
「使えるけれど。俺はレゴリス星人と地球人のハーフだから、父さんとは違って、時間制限があるんだ」

向けられた問いに、周防くんはすぐさま答えた。

「とにかく、レゴリス星人って、不思議な能力を持っていたりするんだ。そのおかげで、こうして星おこしのお手伝いをしていたりするんだけどな」
「星おこし? ……あっ!」

そう言われて、思わずはっとする。
ふと、一つの可能性がよぎったから。

「もしかして、宇宙空港で出会った千彰くんって……」

核心を突きつけると、周防くんは観念したようにため息をついた。

「……ああ。千彰は俺の弟だよ」
「そうなんだ」

その説明を聞いて、わたしは妙に納得してしまった。
宇宙空港で出会った千彰くん。
改めて思い返すまでもなく、あの時の出会いはおかしいことだらけだった。
だって、千彰くんは最初からわたしのことを知っているような話し方だったから。