「眞中さん、あきらめるな! ここであきらめたら、もうサイカは戻ってこないんだ!」
「周防くん……」
周防くんの力強い声に、勇気づけられる。
そのまま、周防くんはベッドの上で眠っているサイカくんのもとに近づいていく。
「おい、サイカ! おまえは人間になるために、幸せになるためにここにいるんだろ! 俺たちと一緒に、新しい時間を生きるために!」
周防くんは前のめりに声を上げる。
愛しさの中、うずくまってばかりはいられないと告げるように。
「生きることに全力でしがみつくんだろ! このまま、眞中さんを置いてきぼりにしたら、絶対にゆるさないからなーー!!」
周防くんが全力で声をふりしぼった瞬間――。
「あ……」
わたしの手のひらにあった人魚の涙が、ふわりと宙に浮かぶ。
キラキラときらめいて、温かい光を放ちながら、サイカくんのもとに落ちていく。
優しい光が、ふわりと羽根のように消えた途端――。
「……日和さん」
どくりと心臓がゆれた。
いつの間にか、サイカくんが目を開けて、わたしたちを見つめていたから。
「好きだよ」
唐突な告白に、ぽかんと口を開けたまま、瞳を見つめ返す。
サイカくんは目尻を下げて、優しげな笑みを浮かべながら言葉を続けた。
「周防くん……」
周防くんの力強い声に、勇気づけられる。
そのまま、周防くんはベッドの上で眠っているサイカくんのもとに近づいていく。
「おい、サイカ! おまえは人間になるために、幸せになるためにここにいるんだろ! 俺たちと一緒に、新しい時間を生きるために!」
周防くんは前のめりに声を上げる。
愛しさの中、うずくまってばかりはいられないと告げるように。
「生きることに全力でしがみつくんだろ! このまま、眞中さんを置いてきぼりにしたら、絶対にゆるさないからなーー!!」
周防くんが全力で声をふりしぼった瞬間――。
「あ……」
わたしの手のひらにあった人魚の涙が、ふわりと宙に浮かぶ。
キラキラときらめいて、温かい光を放ちながら、サイカくんのもとに落ちていく。
優しい光が、ふわりと羽根のように消えた途端――。
「……日和さん」
どくりと心臓がゆれた。
いつの間にか、サイカくんが目を開けて、わたしたちを見つめていたから。
「好きだよ」
唐突な告白に、ぽかんと口を開けたまま、瞳を見つめ返す。
サイカくんは目尻を下げて、優しげな笑みを浮かべながら言葉を続けた。



