ハイドランジア皇后。
世界一大きな国のトップの座。
向上心のある女性なら、
憧れてやまない地位だろう。
それでもリーゼロッテの心は揺るがなかった。
フィリップの情熱に一瞬戸惑いながらも、
想うのはクラウスだけ。
姉夫妻の華燭の典は無事に終幕し、
マグノリアでは
2月の社交シーズン開幕を告げる
大舞踏会が今年も開催された。
この舞踏会は毎年王妃が主催しており、
マグノリア中の貴族が列席する。
それゆえ婚約した若いカップルたちの
公式のお披露目の場ともなっていた。
リーゼロッテは招待状を添えて、
クラウスに手紙を書く。
「拝見、クラウス殿下。
2月の大舞踏会への招待状を送付します。もしよければ、私のエスコートをお願いできますか?」
親戚というわけでもないのに
異国の王子に舞踏会の招待状を送るなんて
我ながら大胆だとリーゼロッテも思った。
けれど、
この前の姉の結婚式では
フィリップ王子が間に入ってしまって
クラウスと満足に話せなかった。
文通は続いているけれど、
やはり2人きりで過ごしたい。
きっと彼もそう思ってくれているはず、
そう信じて、
リーゼロッテは手紙を出した。
世界一大きな国のトップの座。
向上心のある女性なら、
憧れてやまない地位だろう。
それでもリーゼロッテの心は揺るがなかった。
フィリップの情熱に一瞬戸惑いながらも、
想うのはクラウスだけ。
姉夫妻の華燭の典は無事に終幕し、
マグノリアでは
2月の社交シーズン開幕を告げる
大舞踏会が今年も開催された。
この舞踏会は毎年王妃が主催しており、
マグノリア中の貴族が列席する。
それゆえ婚約した若いカップルたちの
公式のお披露目の場ともなっていた。
リーゼロッテは招待状を添えて、
クラウスに手紙を書く。
「拝見、クラウス殿下。
2月の大舞踏会への招待状を送付します。もしよければ、私のエスコートをお願いできますか?」
親戚というわけでもないのに
異国の王子に舞踏会の招待状を送るなんて
我ながら大胆だとリーゼロッテも思った。
けれど、
この前の姉の結婚式では
フィリップ王子が間に入ってしまって
クラウスと満足に話せなかった。
文通は続いているけれど、
やはり2人きりで過ごしたい。
きっと彼もそう思ってくれているはず、
そう信じて、
リーゼロッテは手紙を出した。



