姫と騎士のめぐりあい

一方、マグノリア王国では
フレデリカが王宮に残っていた。

王ユリウスに報告を終え、
王女を救うための精鋭部隊派遣が決まった後、
彼女は退出したものの、
居ても立ってもいられず協力を申し出たのだ。

国内最大の物流ネットワークを持つ
ヘルヴェーク家のコネクションを活かして、
現地のエーリヒたちをサポートするつもりだ。
彼女の表情は険しいまま。
(エーリヒは現地で全てを背負う……あの青年なら大丈夫。でも、油断はできない。)

フレデリカは慎重に書簡を整理し、
現地への追加連絡を準備する。
彼女の役目は、マグノリア側の指揮・情報支援だ。
現地で戦うのは、
あくまでエーリヒと精鋭部隊である。