そんな時だ。
エリザベートから皇太子の結婚披露の晩餐会に
パートナーとして出席してほしいとお願いされたのは。
婚約者でもない、
しかも決して身分が高いとはいえない伯爵家の息子が
未婚の王女をエスコートするなんて前代未聞だ。
いくら王女直々の指名であっても
畏れ多くて丁重に辞退する。
そんなことをすれば、
エリザベートはますます縁談がなくなるだろう。
エーリヒはあくまでも
エリザベートのためを思って身を引いたのに、
彼女は諦めなかった。
この国の絶対権力者である父王に嘆願して、
エーリヒをパートナーに指名したのだ。
ロートシルト家は伯爵といえど、
世界に名を轟かす実業家で
国際的な知名度も高く、
王女のパートナーとして特段見劣りするわけでもない。
それにエーリヒは王家の親衛隊でもあるから、
未婚の王女の護衛も兼ねてほしい。
などなど(無理やりな?)理由を並べられたが、
国王からの命令とあれば断る術はない。
かくして、
エーリヒはエリザベートのパートナーを
務めることとなった。
その知らせを受けた母クララは
王女様に恥をかかせてはならないと
急いでエーリヒの衣装を調える。
ロートシルトグループのネットワークを駆使して
世界有数のデザイナーに
オートクチュールを仕立てさせたのだ。
最高級の生地を使い、
上品なシルエットで誂えたそれは
筋肉質で上背のあるエーリヒによく似合った。
エリザベートから皇太子の結婚披露の晩餐会に
パートナーとして出席してほしいとお願いされたのは。
婚約者でもない、
しかも決して身分が高いとはいえない伯爵家の息子が
未婚の王女をエスコートするなんて前代未聞だ。
いくら王女直々の指名であっても
畏れ多くて丁重に辞退する。
そんなことをすれば、
エリザベートはますます縁談がなくなるだろう。
エーリヒはあくまでも
エリザベートのためを思って身を引いたのに、
彼女は諦めなかった。
この国の絶対権力者である父王に嘆願して、
エーリヒをパートナーに指名したのだ。
ロートシルト家は伯爵といえど、
世界に名を轟かす実業家で
国際的な知名度も高く、
王女のパートナーとして特段見劣りするわけでもない。
それにエーリヒは王家の親衛隊でもあるから、
未婚の王女の護衛も兼ねてほしい。
などなど(無理やりな?)理由を並べられたが、
国王からの命令とあれば断る術はない。
かくして、
エーリヒはエリザベートのパートナーを
務めることとなった。
その知らせを受けた母クララは
王女様に恥をかかせてはならないと
急いでエーリヒの衣装を調える。
ロートシルトグループのネットワークを駆使して
世界有数のデザイナーに
オートクチュールを仕立てさせたのだ。
最高級の生地を使い、
上品なシルエットで誂えたそれは
筋肉質で上背のあるエーリヒによく似合った。



