その夜。
リーゼロッテとクラウスは、
薔薇園でふたりきりになる。
月明かりの下、
クラウスが白い薔薇をそっと彼女に差し出す。
それを嬉しそうに受け取った
リーゼロッテの胸元には、
かつてクラウスが贈った
イルカとラピスラズリのペンダントが輝いていた。
「どうやってパーティーに紛れ込んだの?いくら王子でも招待状がないと入れないでしょう?」
「君の兄君と姉君のおかげさ。2人のご尽力で私は姉君のご夫君エーリヒ殿に扮して、ガーデンパーティーに入ることができた。マティアス王太子がエリザベート様とエーリヒ殿に話を通してくれたんだ。」
「まぁ、そういうことだったのね。」
「なにはともあれ、間に合って本当に良かった。」
クラウスはリーゼロッテの頬をそっと触ると
真剣な表情で告げる。
「どんなに世界が変わっても、君だけは離さない。」
「私も――あなたを選び続けます。」
二人の唇が重なる。
夜風が花を揺らし、月が静かに見守る。
戦いも策も、嫉妬も、誇りも――
すべてはこの瞬間のためにあった。
それは、運命に抗い勝ち取った愛の証。
そして永遠を誓う、甘く切ないキスだった。
リーゼロッテとクラウスは、
薔薇園でふたりきりになる。
月明かりの下、
クラウスが白い薔薇をそっと彼女に差し出す。
それを嬉しそうに受け取った
リーゼロッテの胸元には、
かつてクラウスが贈った
イルカとラピスラズリのペンダントが輝いていた。
「どうやってパーティーに紛れ込んだの?いくら王子でも招待状がないと入れないでしょう?」
「君の兄君と姉君のおかげさ。2人のご尽力で私は姉君のご夫君エーリヒ殿に扮して、ガーデンパーティーに入ることができた。マティアス王太子がエリザベート様とエーリヒ殿に話を通してくれたんだ。」
「まぁ、そういうことだったのね。」
「なにはともあれ、間に合って本当に良かった。」
クラウスはリーゼロッテの頬をそっと触ると
真剣な表情で告げる。
「どんなに世界が変わっても、君だけは離さない。」
「私も――あなたを選び続けます。」
二人の唇が重なる。
夜風が花を揺らし、月が静かに見守る。
戦いも策も、嫉妬も、誇りも――
すべてはこの瞬間のためにあった。
それは、運命に抗い勝ち取った愛の証。
そして永遠を誓う、甘く切ないキスだった。



