恋心未来

家に帰ってから部屋で。ぼうっとすると楠先輩の顔が浮かんでくる。嫌でもなんでも。
「結婚してあ・げ・る」
そういう楠先輩とドレス姿の私。
いやっ、私ってば何考えてるんだろう。先輩を「好き」な希じゃないんだから。
でもやっぱり妄想は消えない。そういえば、先輩の家って神社だっけ。彼女が危なくなったらワザを使って助けるのかな。そうしたら彼女は「ありがとー。かっこいい」っていんだろうな。
なぜなんだろう。この感情に名前をつけたい。
私、好きだ。楠香音先輩が好き。好きになってしまった。
でも、私みたいな良家のお嬢様っていう立場じゃ恋は相手を傷つけるだけの罪。楠先輩を好きな人だっていっぱいいる。
でも、それでも消えない恋心は大切にするしかない。