「は?今なんつった?」
「悠ちんと、たつるんの……」
「一対一の勝負?……ま、待ってよたっつん、それになんの意味があるの?」
「悠の実力を見る。互いのランクにひびくようなことはしねぇ」
私の?
「……榊は強い人間しかそばに置かない。弱いと相手にすらしてもらえねぇ」
「だったらランク上げたほうが……」
「んなちまちましてていいのか?明日にでも、本当なら今からでもお前は榊たちのもとへ行きたいはずだろ?」
それを言われてしまえば、否定はできない。
カメオの絵があったこと、竜琉くんが榊くんたちだと確信していることで、内心……私の心は燃えているから。
でも気持ちだけ、ひとり先走ってもいけないからさっきから自分を落ち着かせている。
「行くならチーム総出だ。俺はお前がどれくらいできるのか確かめたい。どうせ榊たちとやれば、その日にDランク到達するだろうがな。……傷つけない倒し方だけでは勝てねぇぞ」
勝てない、その言葉の中には榊くんだけではなく、俺も倒せないと、竜琉くん自身も含まれているように感じた。



