飽きた、って喧嘩に飽きる飽きないってあるのかな。強い人だからこその悩み、とか?
私にはよく分からないや。
「悠」
「ん?」
「お前の探しモンを持ってるのは、榊たちだと俺は確信してる」
「え?」
「真面目野郎が言っていたこと、あれは榊たちのことだ。ペンダントを持っていったのもまたゲーム感覚だろ。あのシャッターの絵、描き替えられていたが、後ろにはカメオの絵があった」
え?──あ、だから竜琉くんは、あのアートをこすったんだ。それで、カメオが見えたから確信して笑ってた、そういうこと……。
「でもなんでんなタイミングよく絵が上書きされてんだよ」
「さぁな。後に分かるだろ。それより悠、お前はもうランク上げはしなくていい」
「え?どうして?」
いくらAランクになったとは言っても、Dランクの子からは鼻で笑われ話が出来ないっていうのに。
「必要ねぇ。外に出ろ」
外?
竜琉くんはひとりで外へ出ていこうとする。
「聞き込み?なら僕も──」
「悠とサシの勝負をする」
え……?



