「誰だよ、その真面目な学ラン野郎って。オレんなやつ見たことねぇぞ。信用していいのかよ」
「たっつんが一緒に居て聞いたなら大丈夫なんじゃない?」
大輝くんの言葉に、涼くんは信用出来ないといった顔をしていたけれど、それが少し薄れた。
それでも、涼くんはひとり眉をゆがめる。
そんな涼くんを横目に、テーブルに置きっぱになっていたタブレットを竜琉くんは操作した。
「来週少し遠出する。全員で行くからな、覚えておけよ。悠もいいな」
「うん」
カレンダーで日にちを指定され、確認して頷く。
「永瑠には起きたら僕が伝えておくね」
「ああ、頼む」
竜琉くんは、さっきの男の子の情報をもとに探してくれようとしてくれてるんだ。遠出って言ってたから、D区の外れの方に。
……思いがけない情報の入り方だったけど、これは大きな前進になりそう。



