男装してるのにみんな距離が近いです


『ボロボロの錆びた自転車に乗ってたひとりが高そうなペンダントを持ってたって話していて』
『それ本当!?』
『は、はい!』

自転車に乗ってた子を話してた男の子たちはいつ、どこで見かけた?どこに行った?……この男の子がどこまで知ってるのか、色々と問いただしたいけど、冷静にならなきゃ。

『お前、聞いたのはそれだけか?』
『いえっ……その自転車の人は、D区の外れにいるチーム?の方なんじゃ?とかなんとか。すみません、それくらいしか……』
『ありがとう。助かるよ』
『お伝えできて良かったです。……取り戻せるといいですね。それではぼくはこれで失礼します──』


男の子が話してくれたことを改めて大輝くんたちに話した。


「へぇ、まだこっちにそんな真面目な子がいたとはね」