男装してるのにみんな距離が近いです


❥❥❥



全くD区とは無縁そうな男の子。
引き留めてくるとは何用だろうと思っていれば、

「ぼ、ぼくD区に住んでる者なんですけど……最近、何かのペンダント?を探してる方がいるって聞いて」
「あ、それ──」

自分だ、そう言おうとしたところで竜琉くんに制された。

「それで?なんで俺らに声をかけてきた」

竜琉くんがしゃべるだけで、凄味や圧が伝わったのか、男の子は半歩下がり縮こまった。
オーラ、あるもんね竜琉くん。

「……さっき、ペンダントの話をされてるのをごめんなさい、つい聞いてしまって」
「それで?」
「じ、実は学校の帰りに、集まっていた男の子たちが──」



✧✧


「なんか嬉しそうだね、悠。いい情報でもあったの?」

合宿所に着くと、永瑠くんはソファで寝ていて、いつも通りの場所に大輝くんと涼くんがいた。

「うん!今さっききちんと学ラン着た男の子がね……」