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全くD区とは無縁そうな男の子。
引き留めてくるとは何用だろうと思っていれば、
「ぼ、ぼくD区に住んでる者なんですけど……最近、何かのペンダント?を探してる方がいるって聞いて」
「あ、それ──」
自分だ、そう言おうとしたところで竜琉くんに制された。
「それで?なんで俺らに声をかけてきた」
竜琉くんがしゃべるだけで、凄味や圧が伝わったのか、男の子は半歩下がり縮こまった。
オーラ、あるもんね竜琉くん。
「……さっき、ペンダントの話をされてるのをごめんなさい、つい聞いてしまって」
「それで?」
「じ、実は学校の帰りに、集まっていた男の子たちが──」
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「なんか嬉しそうだね、悠。いい情報でもあったの?」
合宿所に着くと、永瑠くんはソファで寝ていて、いつも通りの場所に大輝くんと涼くんがいた。
「うん!今さっききちんと学ラン着た男の子がね……」



