スケボーから腰を上げて立ち上がる涼くんは、私に顔を寄せてくる。だからつい、顔の前に缶を持ってきてろくに隠せないものの、顔を隠す。
っというか……めちゃくちゃ見られてる……!!
今の今まで照れてたのになんで!?
「ほんと……女顔だよな。近くで見ると余計女っぽい」
「よ……よく言われる」
「だろうな。言われない方がおかしいぜ。そこいらの女子よりもいい顔してるしな」
スケボーを軽く片足で動かしながらジュースを飲んでいる涼くん。
いくら男の子のふりをしていても、あまり言わなそうな言葉を言われると照れてしまう。
「……なぁ悠、ってお前なに赤くなってんの?」
「な、なってない!」
パーカーの襟に顔を埋めるも、
「照れてんのバレバレだっての……ったく、変なやつだな、お前っ」
ニッと笑った顔ははじめて見たから、不覚にもドキッとしてしまった。
笑顔が見れたっていう嬉しさでね。
「あー!涼ちんいた!もう、なんで迷子になるの!?探したじゃん」



