「おー、いい感じ!」
私をスケボーに乗せて手を引きながら歩く永瑠くんは、いつも思うけど楽しそう。
「悠ちん初めて乗った?」
「うん、だから少しグラグラしてる」
「ははっやっぱり?でも上手だね。……ん?お、グッドタイミング!あっち見て」
あっち、とさされたのは少し広めの公園だった。
そこに、集まっている不良くんたち。
確かに、これはグッドタイミング。
「悠ちんランクBでしょ?あいつらも同じだよ。だから、さっそく行っちゃえー!」
「えっ」
背中を押され、真っすぐに私は公園方面へ。
大丈夫。担がれた時以上の驚きはないみたい。
ほどよく公園の真ん前で止まれば、いっきに注目の的になった。
この威圧感のあの視線にもすっかり慣れてきてる。
声をかける前に喧嘩モードへスイッチオンされることにもね──



