男装してるのにみんな距離が近いです



永瑠くんにのっかる大輝くん。竜琉くんは目をつむってうっすら笑ってるだけ。
涼くん一人だけが真っ赤になってる。

「んなこと思ってねぇよ!妄想すんな!」

フンッと顔をそらす涼くんに、永瑠くんは肩を組みに行った。嫌な顔されてたけど。

「だってさだってさー、たつるんから悠ちんのペンダント探しの話聞いて、悠と会ってからちょこちょこ探してるじゃん。写真をたよりに"おい、見てねぇか"、"知らねぇのか、あ?"って」
「なっ……!?」

嫌そうに目を細めていた涼くんの目が、いっきに見開かれ、つい私まで見開いてしまった。

「うわ、今の激似……さすがいとこ!」
「ああ、今のは似てたな」
「きゃあ、照れるー!」
「っ……勝手に言ってろ!」

この中じゃ、一番私を歓迎してなくて、ペンダントのこともどうでもいいと思ってるように見えていたのに……涼くんは探してくれていたんだ。

「……ありがとう」
「う、うるせっ」

やっぱりそっぽ向かれちゃうけど。大輝くんが言ってた通り……優しいな。