「めったに命令使わないのに!」
「それだけたっつんも悠のこと気になるんでしょ。僕たちがデートとか騒いじゃったから」
「分かってるじゃねぇか、なら俺の目をぬすんで一悠と二人で出かけられると思うなよ?」
より鋭い総長の視線に、逃げろーと永瑠くんたちは私から離れて、スケボーを手に戻っていく。
……全然怖がってないけどね。
「ったく……」
「にぎやかでいいね」
こうしてなんの心配もせず楽しく過ごせてるけど、ペンダント探しをずっと私ひとりでやっていたら、今もどうなっていたか分からない。
だから……皆と出会えて本当に良かったと思う。
ペンダント探しの中で、映画を見たり流しそうめんをしたり……シャワーの件もあったり、スケボーしたり、いろんなことがあって。
男装バレしても、なんで偽ってたんだ、なんで言わなかったんだ、とか誰もそんなこと言わなかった。



