「たつるんでも悠ちんのひとり占めだけはゆるさん!皆でひとり占めしようよ!」
「皆でひとり占め?意味分かんね。矛盾してるしどうやんだよ」
「むぅ……」
永瑠くんらしい言葉だけど、やり方までは思いつかなかったらしく。しょんぼりしてしまった。
「まあまあ、会えるのは今日だけじゃないんだから、いくらでもゆっくり悠と過ごすことはできるでしょ。だからたっつん、今日は皆で送ろう、ね?」
「……分かった、今日はな」
割りと間をあけてから、竜琉くんは小さく頷いた。
「帰りも皆でデートだね!悠ちん、今度二人デートしようね」
「やめとけ、永瑠と出かけてもこいつは勝手に消える」
「涼ちんは置いても、悠ちんは置いて行かないもん」
「……永瑠はなつっこいけど、涼までとは……僕も負けてられないなぁ」
「おい、お前ら……次はねぇからな?総長命令だ」
ひとり座っている竜琉くんは、いつになく鋭い目を主に騒いでいる三人へと向ける。
「そういう時だけ総長命令かよ……なんかずるくねぇ?」



