グループの方に送んなって言ってたから、皆に言っていいものか竜琉くんに目配せしてみると、盛大なため息をつかれた。
仕方ねぇな、って感じで。
「た、竜琉くんに放課後空いてる日を伝えるってことと、今日送ってくれるって話──」
「えぇ!?そんなの聞いてないよ!放課後も会うのずるいずるいー!ぼくも悠ちんの予約するもーん!」
「だ、だったらオレもしてやらねぇこともねぇし……」
私が言い終える前に、手にしていたボードを放って永瑠くんと涼くんが左右の腕にくっついてきた。
永瑠くんはもうがっつりと。
涼くんは、少し離れ気味だけど掴む力は強め。
う、動けない。
そんな状況に大輝くんは苦笑いした。
「あーはは……意外とぬけめないのね、たっつん。皆だけど。でも……困ってるところ悪いね悠、僕も予約よろしくね」
私たち三人ごと正面から抱きしめる大輝くん。
だけどすぐに涼くんがブチ切れる。
「くっつくな!」
「……お前ら、それじゃ俺が一悠を予約した意味ねぇだろうが」
あきれてまた座り直す竜琉くんはため息がとまらない様子。



