竜琉くんも同じ方向……だったりするのかな。
「二人で……何話してるの」
にゅっと、私の肩に手を置いて背後から大輝くんが顔を出したため、びっくりして肩がはねた。
「ただの雑談だ」
「あやしい。あやしいよ、たっつん。僕に隠し事するの!?」
「……してねぇ」
うるうるとした眼差しを向ける大輝くんに、竜琉くんは立ち上がって顔をそむけた。
「悠ちんまだー?あっち向いてホイでぼく勝ったから次ぼくのに乗ってー!って何話してるの?」
もめていた永瑠くんたちも来ると、大輝くんのうるむ瞳に涼くんが数歩後ろへと下がる。
「涼、永瑠!たっつんが隠し事を!」
「……予約をしただけだ」
泣いてはいないが泣くふりをする大輝くんにため息をつき、竜琉くんあきれまじりに口を開いた。
だけど、"予約"のワードに皆首をかしげる。
「予約?ってどういうことだよ」
「一悠の予約」
よ、予約……?放課後の約束を取り付ける意味で予約、ってことかな?
「悠ちん、詳しく」
予約ときいて、ずいっと私に顔を寄せてくる三人。
「え……っと」



