男装してるのにみんな距離が近いです




──軽くウィンドウショッピングをして、ハンバーガーをテイクアウト。
それから涼くんと永瑠くんがよくスケボーをする広場へと到着。
どこに行くのかは、四人にお任せだったけどなんとなく予想してた場所だ。

「ん!この味めっちゃ美味(びみ)ー!」

まずは昼時を少し過ぎたからと地べたに座ってお昼の準備。円を作るように座って袋から飲サイドメニューのものを取り出すも……永瑠くんは食べてる。
私は皆にハンバーガー配りをして、自分のを手に座ろうとすれば、

「あ、悠待って。……はい、どうぞ」

大輝くんは私服の上に着ている白衣からさわやかに取り出したハンカチを敷いた。

「え、でも」
「女の子を地べたには座らせない、悠のためのハンカチ。気にせずどうぞ」
「大輝くん……ありがとう」

ハンカチに座ると、すでに食べていた永瑠くんが一瞬にしてぴたりと隣にくっついてきた。

「大ちゃん、紳士!」
「ねぇ今の見た!?ありがとう、って悠の笑顔!誰か撮ってない?」

全員を見渡す大輝くんだけど、皆食べている最中でスマホは手にしていない。
よって、誰も撮ってない。