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あーでもない、こうでもないと時間ギリギリまでベッドの上を服まみれにした末、決まった服装。
家までむかえにいく、と前もって連絡が来ていた。
待ち合わせまでにはあと十分ほどあるけど、出ておこうかな。
軽く身だしなみをチェックして、ドアを開けるとすでに皆そろっていた。
「ごめん、待たせちゃって……?」
──え。
「あの……皆、それはどういったリアクションで?」
私が外に出た途端、永瑠くんや大輝くんが手を振りかけるも、四人そろって不満そうな顔をされた。
……時間前だけど、私が出るのおそかったから、とか?
「……悠ちん、ズボン」
「え?う、うんそうだけど」
「いやぁ、たっつんや涼は分からないけど、僕たちは悠の可愛らしい格好を見れるかもっなんて期待してて」
そういうこと……。
私が服装で悩んだのもそれ。
もう女子と分かってるなら、ボーイッシュな格好をする必要ないかな、と。
ベッドに散々ワンピースやスカート、キュロットまで出してみたけど、なんだかしっくりこなくて。



