「一悠」
え?は?、と大輝くんたちから声がもれ、私も竜琉くんが一悠呼びすると思わなかったから意外すぎて、つい『え』って言っちゃった。
けれど竜琉くん本人は、なんか問題あんのか?って顔をするから、私たちはないないと首を振る。
「やっぱオレも一悠にする」
「ぼくは悠ちん!一悠ちん呼びは……ぼくと悠ちんの愛が今より深くなってからにするね!」
あ、愛?
なんかもじもじされながら笑顔で永瑠くんは言っていたけど、竜琉くんたち三人の目が急にギラついたものに……。
「俺の聞き間違いか?総長の前で、総長が誘った女に、"愛"とかぬかしたのは」
「あら不思議。僕もたっつんと同じことが聞こえた気がするなぁ」
「オレは聞いた。永瑠、お前ゆ……一悠にあんま近づくな、いいな」
一度は悠と言いかけた涼くんは、すぐに言い直してくれた。
にしても……御三方の永瑠くんへの視線の圧がすごい。
「なんで、ぼくもともと悠ちんだーいすきだもん。ぎゅってしたりして返してもらえるし!皆したことないでしょ!ぼくに文句言う前に、悠ちんとハグをしてみよ!それから聞いてあげる」



