じと、っとした目で皆を見る永瑠くんはついでに口をとがらせる。
それを見た竜琉くんは小さく息を吐いた。
「悠はもともとフルネームを明かしてなかったろ。俺らも学校は言ってねぇ。聞いたところで言いたくなかったら同じだろうが」
「ワンチャンあるかも!?ってなるでしょ!会いたいって言えば悠ちんだって折れてくれたかもしれないのに!」
永瑠くんの言葉に、話したら折れたか?という視線がいっきに向けられ……
「あー……学校とかは言えなかったけど、近くまで会いに行くとかなら?」
答えれば今度は、だろうな、という空気へとかわり、私は苦笑いを返した。
「たっつんが悠がこっちに来なくとも仲間にはかわりねぇ、って言ったから、探すモチベーションになったし、ちゃんと会えて良かったよ」
「ねぇねぇ悠ちんこれ、本当にスカートだよね?あ、痛っ!」
知らぬ間に私の近くにしゃがんでいた永瑠くんは、スカートの裾をつかみひらひらと揺らした。
だけどそっこうで涼くんの蹴りが背中へ。



