だけど、仲間を外れて皆との関係を断ち切ることはしたくなくて。
結局、皆へお礼をしたあの時……抜けるとは言えなかった。
「でも……どうして私のこと……」
名前も悠としか言ってないし、学校も……私はほとんど自分のことは教えてないのに。
きけば、涼くんは頭をかいた。
「この約一ヶ月、オレらはお前を探してたんだよ」
「探してた?」
竜琉くんたちを見渡せば、皆頷いて。
「俺や大輝、永瑠たちの学校以外に近隣の学校に張り込んでお前を探してた」
「とは言っても、僕たちが手分けしたって一つの学校に対して何日もかかってたから時間かかっちゃったけどね」
眉を下げて笑う大輝くんに、永瑠くんも竜琉くんも深く何度も頷く。
そんなこと……してたなんて思ってなかった。
それも一ヶ月もかけて。
「それで今日、オレらがこっち方面来たらお前がいたんだ。タイミングがずれてたら明日や明後日までかかったかもな」
「だーから、ぼくは悠ちんにグループの方で聞けばはやいって話したのに」



