男装してるのにみんな距離が近いです


「ん?」

って……

「竜琉く……な、なんで!?皆何してるの!?」

校門を出てちょっと。
後ろから声をかけられ、つい"悠"呼びで振り向いてしまえば、竜琉くんたち四人が勢ぞろいしていて。

思わず言葉を返すも──

「おまっ……それ」

真っ赤な涼くん。
そう。私は制服スカート状態。
ってスカート!?
自分のスカートを見てなぜか自分でも驚いてしまった。
悠で反応し顔もさらしてしまって、これじゃもうどうあがいても男の子のフリは出来ない……。

「ひ、人違い……」
「なわけねぇだろ。俺が見間違うわけないしな」

一度顔を見たら忘れないという竜琉くんに間髪容れず言われ、そらした視線を戻さざるを得なかった。

「ま、んなこったろうとは思ってたけどな」
「え?たっつん、悠が女の子って分かってたの?」
「薄々な」
「さっすがたつるん!ぼく今びっくりの最中!ついでに涼ちんは真っ赤な石になってる最中!」