男装してるのにみんな距離が近いです



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「……よし」


体の重みがきれいにぬけて、いつも通りの日常へ戻りつつある。
夏休み明け、通常の生活に戻すため、D区にはおろか竜琉くんたちと連絡すらとっていなかったら……永瑠くんから電話がきて、

『もしも──』
『つまんない、つまんない!つまんなぁーい!!』

出れば、スマホを遠ざけてしまうくらいのボリューミーな声がした。

『悠ちんいないとつまらないのー!』

ふくれた顔が思い浮かび、次の休みに合宿所へ行くと伝えれば、不機嫌そうだった声は元気になった。


そして約束通り、D区へ……四人に会いに行く。

おなじみのハイネックを着て。
夏休み中、何度も通った道を今日は喧嘩ひとつなく歩き、私の顔を知ってくれてる不良くんたちに手を振って、何事もなく合宿所へとたどり着いた。
荒事がないとこうもすんなり着くのかって思うくらいはやく。

軽く汗をぬぐって深呼吸をしてから、私はドアを開けた。

「悠ちーん!待ってたよーん!」

出迎えてくれた永瑠くんのハグにこたえ、私は皆がそろってるか確認。