「こ、これじゃ僕が勝った意味ないでしょうが!」
戻れ、と二人を引っ張るも全く動かず。
息切れしてしまう大輝くん。
「うるせぇぞ……寝ろ」
竜琉くんの一言で皆口を閉じ大人しくなる。
……結局、大輝くんが端になっちゃった。
──って、永瑠くん寝てない?
耳をすませば、すぅ、と永瑠くんからはすでに寝息が聞こえてきた。
なんて寝付きがいいの……うらやましい。
私はそんな簡単に眠れるか分からないけど、目だけつむっとかなきゃ。
そう思って目をつむったけど、一つ思い出したことがあって小声で竜琉くんに声をかけた。
「……竜琉くん、私Dランクになってたよ」
竜琉くんが榊くんたちとの後に上がるだろって言ってた通りだった。
竜琉くんはゆっくりと私の方へ寝返りをうつと、そっと私の頭を撫でる。
「そうか……よくやった」
「うん……ありがとう」
撫でる手つきがあまりにも優しくて、恥ずかしいとかドキドキも感じつつも、心地よさが勝って……私は目を閉じた。



