男装してるのにみんな距離が近いです


「あ、ありが──」

「ふーん?それ、悠ちんのこと好きってこと?ふむふむ」
「は?はぁー!?」
「うるせぇぞ、涼」

そっと涼くんの背後をとった永瑠くん、それに竜琉くん。
永瑠くんはお風呂上がりだからか、前髪を上げていた。

「だめだよーぼくの方が悠ちんと仲良しするもーん」

私に腕を組みに来た永瑠くんに涼くんはいつもなら否定の言葉を返すのに珍しく顔を赤らめたまま、手と足が一緒になりながらも先に二階へ上がっていく。

「……照れやがったな、あいつ」
「涼ちんツンデレだからねー。悠ちんのおむかえも出来たし、ぼくたちも戻ろー!」


鼻歌をきざむ永瑠くんと無言の竜琉くんと部屋に戻れば、大輝くんが布団を敷いてくれていた。
五人分横並びに敷いてある布団、竜琉くんが一番奥へと行ったからその後ろをついていき、大輝くんにお礼を言って、なんとなく私は竜琉くんの隣へと荷物を置いた。

「ぼく悠ちんの隣でおねむする!」
「僕も隣がいいなぁ」
「……好きにすればいいんじゃねぇの」
「とか言いつつ、涼ちんも本当は隣がいいんじゃないのー?ん?ん?」
「うるせっ」