男装してるのにみんな距離が近いです



──スケボーをひたすらした後、大輝くんの手作り晩ごはんを食べて、少し早めのお風呂へ。

だけど私はいけないから、先に皆で……と伝えた。
『相変わらず恥ずかしがり屋さんだね、悠は』なんて言われたけど、こればっかりはどうしようもない。

皆が上がってから私も行ったけど、鍵を閉めてもすごく警戒しながらのお風呂になっちゃった。
だからあまり休めてはない。それでも一人で入れたからいいことにしなきゃ。

「……ふぅ」

お風呂上がりはさすがに暑い……って、

「涼くん?どうしたの?」

部屋にいるはずなのに、すぐ戸の横に立っていた。

「オレは別に、お前の友達のために探したんじゃねぇからな」
「え?」

ペンダントのことだとは分かるけど。

「……悪くねぇって思ったからだ」
「なにを?」
「だからっ……誰かのために、体張ってるお前のこと……悪くねぇなって」

後半になるにつれ、声が小さくなっていってたけど聞き取ることは出来た。
男装中の身でも、涼くんに悪くねぇって言われると照れは隠せない。