「悠っ」
涼くん……はじめて私のこと呼んでくれた。
なのに永瑠くんまで、どうしてそんな顔をするの?
私がここに来て榊くん側になるわけないでしょう。ペンダントのためとはいえ、ね。
私は思い切り榊くんの手をはじきにいった。
「……これは断るって意味かな?」
「むしろ、それ以外ある?」
「強気だねぇ……それににらんでるけどよく見るとかわいい顔じゃん?やっぱうちに欲しいな」
「そりゃどうも。でも悪いけどこっちは君に興味ないの。竜琉くんたちが最高すぎて」
竜琉くんたちを見渡してから、とびきりの笑顔を榊くんに向けてやった。
「振られたな、榊。悠は俺らが最高なんだとよ」
「……なら、俺が君に勝ったらってことでどうだい」
はじかれた手を私に伸ばす榊くん。
すぐに構えるも竜琉くんが間を割って入ってきた。
「おいおい、うちの悠とやりたければ俺を通せよ」
「先に君を倒せばいいってことね、オーライ」
榊くんと竜琉くんで始まってしまい、私は先程の続きをしにいくことにした。
また囲うようにして増えてきた不良くんたちに紛れないように、とった本人のもとへ。



