「ふうん。"君たち"か」
翠花の言ってた通り、派手な髪だ。
不良くんは沢山いたけど、この二人は中々派手。
「やっとだ……会いたかったよ、とってもね」
すごい不思議。
ずっといら立ち、怒りが勝っていたのに……ここにきてものすごく冷静な自分がいる。
目の前にいるからこそ、もっと怒り爆発するかと思ったのに。
「ねぇ竜琉くん。悪いけど、この二人だけは任せてもらえないかな」
前後からさわぐ声がしてきて、また榊くんたちも合流してくるのが分かる。
だからごちゃごちゃになる前に、一応許可もらわなきゃね。
「構わねぇ。好きにしろ」
「無理ならこっちに回せよ。オレがやってやるから」
「ありがとう」
まあ、回さないけどね。この二人だけは。絶対に。
バキバキと指を鳴らしながら、私は二人へと詰め寄っていく。
「な、殴らないんだろ?」
「そうだよな……」
殴らない私には勝てると思ってるのか、汗を浮かべながらもひきつった笑みを浮かべる二人。
「とりあえず安心したよ。君たちに会えたことと、ペンダントが転々としていなかったことに……ね!!」



