ワタシだけの王子様

それからクラス替えして、残念ながら音羽ちゃんと同じクラスにはなれなかったけど、

移動教室とかでたまに姿を見れる時があって
それが唯一の楽しみになっていた。

そんなある日、俺は知らない女に
呼び出された。

「俺になにか用?」

『えっと、実はね、!私湊くんのこと好きになっちゃったんだよね、』

確かこの女は学年で人気が高い奴だった記憶がある。でも俺の友達はいつもこの女を

[男たらし] と呼んでいる。


本当だったみたいだな。この前は隣のクラスの奴に告白してたの見たし。

「だから?」

『へ、?!え、だからその、
私と、!付き合って欲しくて、』

「無理。」

『……私、湊くんが初恋なんだよね、
それでも、だめ?』

「は?理由になってねーけど
どうせ他の男にも言ってんだろ?

"初恋だよ"って」

そう言うとその女は驚いた顔をして
急に態度を変え始めた。